卒園、おめでとう。まだまだ、小さい子どもだと思っていましたが、もう6歳になるんですね。本当に、あっという間に大きくなりましたね。お父さんもお母さんも欲張りなので、あなたに多くのことを望んでしまいます。でも、本当は願っていることは、たった一つです。どうか、 ...
7.初めてのMRI
初めてのMRI室は、空色の壁紙でした。「んー、とりあえずMRI、撮ろうか」先生が優しく話しかけてくれました。個人開業の脳外科の先生は、珍しい子どもの患者に、少し戸惑っている様子。確かに、待合室の患者のほとんどが高齢の方ばっかり。子どもなんて、滅多に来ない ...
こんなに空が青いなら
「にぃには、病気だから、お空の病院にいて、頭の病気だから、死んでしまって、今もお空にいるんだよね」6歳、次男。7歳で天国へいってしまった、にぃにのことを、こんなふうに解釈しているようです。こんなに澄んで綺麗な空ならば、まぁ、それもいっかぁ~しっかし、空は ...
6.いざ、脳外科へ
「もっと、ちゃんと検査しないと」そう感じてるものの、どこで何を検査したらいいかわからない。そんなとき、主人が、「プレミアム商品券で買いたいものがある」と言い出しました。覚えてらっしゃる方も多いはず。数年前、プレミアム商品券でお得に買い物ができると、一時期 ...
5.病院がみつからない
思えば、いくつもの病院へ行ったものです。小児科、総合病院、国立病院そのどれに行っても、原因はわかりませんでした。ある時は「発達障害です」と言われたり、ある時は「精神的なものかな?」なんて言われたり。一般的に、脳に病気があると、朝方に体調が悪くなるようです ...